WEB版(朝日新聞号外)
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生命の営みは、細胞の中のたんぱく質の働きを調べることでわかる。だが、顕微鏡でのぞいても、そのままではわからない。そこで、蛍光を出すGFPをくっつけて光らせることで、その振る舞いが調べられる。 GFPは、細胞が生きた状態で、特定の分子が細胞のどこに分布しているのかを示す。今では、ほかの技術と組み合わせ、分子同士の相互作用をリアルタイムでみられるようにもなった。 下村さんは当初、このような応用を想定していたわけではない。生物発光の仕組みを解明したいという純粋な好奇心から研究を続けてきた。GFPを研究の道具として利用する道筋は、ほかの研究者が見つけた。 科学の歴史を振り返ると、当初の目的とは違う展開になることはしばしばある。ノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんも、最初から導電性プラスチックの発明を狙っていたわけではなく、分子が結合する仕組みの解明が目的だった。その途中で、偶然見つかった物質が、不思議な性質をもっていたことから、研究を発展させ、ノーベル賞につながった。asahicomより
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